多くの家具は突板(ベニヤやMDF・中密度繊維板に薄い木を貼った物)、プリント合板
(ベニヤやMDFに木目を印刷した紙を貼り付けた物)と、木を組み合わせ作られてます。
もちろん鉄、プラスティックやガラスで作られたものもあります、それらと木を複合的に
組み合わせた、一部無垢の手作り家具も、世間に広く受け入られています。
しかし、昔からなぜ多くの家具が木で作られているのか?私なりに考えてみました。
木は温かいとか木に触れると心が和むと言いますネ。どうもこれは無垢板の呼吸
(湿気を吸ったり吐いたりする調湿作用)をさしているんじゃないか、と思うんです。
なぜ深いきれいなじゅうたん
だとしたら、一部分だけ無垢にしたり、狂いがこないように化学塗料でプラスティク状に
固めて、手作りだとか無垢だとか言うのは、チョットおかしいじゃないかと思うんです。
手作り家具工房が、総無垢家具(見えない所も同じ無垢材)に
こだわるのは、この"無垢板の呼吸、調湿作用"にあります。
一人一人の人生がみんな、世界にたった一つのオンリーワン、オーダーメードなのに
自分の好み、感性、を既製品に合わせて暮らせってか?との疑問も大いにあります。
でも無垢手作り家具は高いじゃないか!と言われても、それはあんたの価値観の問題!
トップランクのレーダー探知機
自動車、薄型テレビ、ブランドバック、時計、弾きもしないピアノ、読みもしない百科事典
そんな物に較べたら、総無垢手作り家具は家族みんなで、子孫代々・・・!使うもの
これが意地でも手作りと総無垢にこだわってる理由です。家具は家や部屋の様式に
合わすのでなく、あなたの "好み、感性" に合わせましょう! という理由です。
もちろん人によって価値観いろいろ、突板、MDF、プラスティックや化学塗料が好きな人
見た目だけで使えりゃ良い、安けりゃ良い人そのように、あなたが主役の人生ですから。
私のコーチのハンドバッグが本物であるかどうかを確認する方法
地上の物(木、草、花etc.)と、地下の物(石油、石、鉄etc.)、自然素材と人工素材とに
分けて考えると、どっちが人を癒してくれるか?よく分かりますヨ!
ものは使えば傷むもの、人もやがて傷むもの、傷むのは仕方ないとはいうものの、
せめて、あなたの思いと人味を、傷や古さが味になる、総無垢手作り家具と一緒に
次の世代に、子孫代々・・・アンティークとして、残しましょう!
またまた挑戦的物言い、深くお詫び申し上げます。頭も腕も良くないがプロとして知り得る
限りの情報を(プラスマイナス含めて)発信しようとすると、どうしても誤解を恐れぬ不遜で
露骨な言い方になってしまいます。スミマセン。意地張りな手作り木工屋の愚痴でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿